モメンタム投資を選ぶ理由

僕は割安株投資ではなくモメンタム投資派です。

 

色々理由はありますが、その中でも一番の理由は、「モメンタム投資は、間違った投資と正しい投資の峻別可能だから。」です。

 

割安株投資は、ビジネスの価値に着目し、その価値に対して値段が安いから買うわけです。値動き自体には着目しません。

100ドルで買った株が50ドルまで下げても、「ビジネスの価値の過大評価していた。この投資は失敗だったから売って損切しよう」と考えるべきか、「値段が安くなったからより魅力的になった。買い増そう。」と考えるべきか、「100ドルで買った株が50ドルまで下げた」という事実からは、割安株投資の考え方では判断できません。自分のビジネスの価値を見る目を信じるかどうかにすべてが賭かっています。

 

仮に、10年間株価が下がり続けたとしても、市場がずっと間違っていて自分のビジネスを見る目が正しい可能性は捨てきれないので、いつまで経っても自分の投資が誤りだったのかは判断できません。

判断できないでいる間に、致命的な損失を被る可能性があります。

 

一方で、モメンタム投資はシンプルです。値段が下がったら「投資判断は間違いだった」とわかるので、傷が浅いうちに損切できます。

 

投資に限らずなんでもそうですが、上達するためには必ず失敗は付きもので、してしまった失敗から学んで再挑戦しながら成長していくことが必要です。

 

しかし、割安株投資は「失敗したかがわからない(=失敗から学べない)」「失敗したとわかったころには致命傷(再挑戦の機会が得難い)」という気がして、リスキーだと考えています。

 

だから、私は割安株投資ではなくモメンタム投資派なのです。